1人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
いつから山田さんに恋をしたのかは、分かりません。
でも、山田さんを見ていると胸がドキドキするのです。
「好きです」
山田さんからの突然の告白。
僕の時間が止まりました。
僕への告白?
山田さんが僕を好き?
これは、夢?
無言の僕に山田さんは、顔を赤らめながら僕を見ている。
「…僕でいいの?」
ようやく出た言葉は、返事でもなく確かめる言葉でした。
「翼がいいの。翼じゃなきゃ嫌だよ」
こうして僕と山田さんは付き合い始めました。
クラスのみんなは、誰も祝福をしてくれなかったけど、僕は幸せでした。
山田さんと付き合ってることに浮かれて、僕は山田さんの本当の気持ちに気付かなかったのです。
.
最初のコメントを投稿しよう!