Vol.1

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私は如月家に生まれた、如月麗夏。 如月家は世界有数のIT会社の一つらしくて有名みたい。 お父様は毎日会社に居て家に帰るなんて殆どないし、お母様もお父様にべったりだから屋敷には私と執事やメイドだけ。 執事やメイドもごちゃごちゃしてれば誰が誰だかわかんなくなるし、殆ど削っちゃってもまだ、ゆうに50人はいると思う。 小さい頃から私に仕えてた執事の2人は今でも私にべったりで私がやろうとしてもやらせてくれない。 そういえばこの前も料理しようとしたら止められたの。 なによ、一回爆発させたからって榊原さんったら青ざめちゃって。 そんなこんなで今まで17年生きてきたわけだけど、つい最近私に仕えるようになった執事なんて口が悪いのなんのっ! 「自分の部屋も片付けれねーのか」 「料理もまともに作れねーなんて、女として終わってんな」 「下着ぐれーしまえよ」 私を如月家の一人娘だからってみんな『私がやりますから』って言って一歩引かれちゃってたけど、こんな奴でも私を一人の女として見て…って、私別にこいつが好きとかそんなんじゃないんだから!! .
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