いじめっ子

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「ふんふ~ん♪ふ~ん♪」 少女は自分の席で鼻歌を歌っていた。朝からご機嫌なようで、登校のさいも歌っていた。 「どうしたの? 」 「え?何が? 」 「何がって、やけに楽しそうにしてるからさ。何かあった? 」 「べっつに~~♪」 「分かった!男でしょっ! 」 「へっ?違うよぉ」 少女は慌て否定したが、友人は納得していないようであった。 男って、猫だし。まぁ、オスだとは思うけど…………って、違う違う!! 別にアルジャーノさんのこと考えてウキウキしてわけじゃないし………あれ? じゃあ、なんで浮かれてんの自分。
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