2人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………」
「お嬢さん? 」
「やっぱり……………喋ってる」
正直、その後のことはよく憶えていない。
ただ、私は白猫に家まで送ってもらったんだ………たぶん。
周りから見れば、少女の隣に猫がくっついて歩いているようにしか見えないだろう。
アルジャーノは、塀の上を軽快にあるいた。塀が途切れると、少女の隣をぴったりくっついて歩いた。
そして、少女が玄関に入るのを見届けて暗闇の中に消えていった。
最初のコメントを投稿しよう!