処刑人のブラリ旅は、あの雪の日から

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処刑人のブラリ旅は、あの雪の日から

その太陽は人を照らさない。 その太陽が照らすのは、自身と月だけ。その太陽は燃やさない―――燃やすのは、月を消そうとする者だけ。 俺もお前も、互いの心の中にいる。何度も名前を呼び合って‥そうして自覚するんだ、俺達は常に背中合わせなのだと。
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