同級生

6/6
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/429ページ
「百々ってさ、何でもやらかすよね」 何言い出すかと思ったら……。 それでも、明はにこにこ笑いながら言う、 「おかげで退屈しないよ」 「友人であるお前が笑っていればそれで良いと思う」 「でも、あまり無茶しないでね」 「ああ」 お互いに笑いあったあと、放送が入った、 『那由多百々さん、至急生徒会室に来てください』 「おい百々、何をやらかしたんだ」 クラスの男子が笑いながら問い掛けて来たので、 「屋上から飛び降りただけだぜ?」 わりとキザに笑いながら答えてみた、 「きっとそれだね」 明が溜め息をついた 俺は席から教室の出口まで移動した。 「行ってきます」 「いってらっしゃい」 呼び出された奴は行ってきます。見送る奴等はいってらっしゃい。 「三日連続だったもんな」
/429ページ

最初のコメントを投稿しよう!