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「百々ってさ、何でもやらかすよね」
何言い出すかと思ったら……。
それでも、明はにこにこ笑いながら言う、
「おかげで退屈しないよ」
「友人であるお前が笑っていればそれで良いと思う」
「でも、あまり無茶しないでね」
「ああ」
お互いに笑いあったあと、放送が入った、
『那由多百々さん、至急生徒会室に来てください』
「おい百々、何をやらかしたんだ」
クラスの男子が笑いながら問い掛けて来たので、
「屋上から飛び降りただけだぜ?」
わりとキザに笑いながら答えてみた、
「きっとそれだね」
明が溜め息をついた
俺は席から教室の出口まで移動した。
「行ってきます」
「いってらっしゃい」
呼び出された奴は行ってきます。見送る奴等はいってらっしゃい。
「三日連続だったもんな」
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