蜂-ハチ-1

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 蜂は仕事を終えて事務所に帰って来た。 『おかえり~』 桃がお金と一緒にお出迎え。 『ちゃんと渡して来た?30万。』 『あぁ葬儀代と感謝代な。渡したよ。』 『そうか・・ありがとう。』 『・・奥さんは夫が薬物を売却してるの知らなかったんだ。警察は何も言ってないらしい。』 『・・警察って最悪』 しかし、蜂の顔は笑っていた。 『何笑ってんのよ』 『いや・・面白い奴にあったんだ』 眼鏡とかつらを取りながら、蜂は笑って言った。 『面白い奴?』 『あぁ刑事だ。』 『ちょっ・・あんた警察に・・』 『違う』 『ならいいけど』 蜂は笑う。 『大鷺・・っていったっけな・・あの刑事』 『へ?』 『面白いっていった奴?』 『あぁ』 『どんな奴?』 『・・俺にお前は何者だ?って聞いて来た。』 『へぇ・・』 『あいつとは・・また会う気がする』 『そりゃ、楽しみだね』 『・・あぁ 楽しみだ。』 蜂からまた笑みがこぼれた。
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