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蜂は仕事を終えて事務所に帰って来た。
『おかえり~』
桃がお金と一緒にお出迎え。
『ちゃんと渡して来た?30万。』
『あぁ葬儀代と感謝代な。渡したよ。』
『そうか・・ありがとう。』
『・・奥さんは夫が薬物を売却してるの知らなかったんだ。警察は何も言ってないらしい。』
『・・警察って最悪』
しかし、蜂の顔は笑っていた。
『何笑ってんのよ』
『いや・・面白い奴にあったんだ』
眼鏡とかつらを取りながら、蜂は笑って言った。
『面白い奴?』
『あぁ刑事だ。』
『ちょっ・・あんた警察に・・』
『違う』
『ならいいけど』
蜂は笑う。
『大鷺・・っていったっけな・・あの刑事』
『へ?』
『面白いっていった奴?』
『あぁ』
『どんな奴?』
『・・俺にお前は何者だ?って聞いて来た。』
『へぇ・・』
『あいつとは・・また会う気がする』
『そりゃ、楽しみだね』
『・・あぁ 楽しみだ。』
蜂からまた笑みがこぼれた。
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