蜂-ハチ-2

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 『ただいま。』 『おかえり~♪早速だけどコレ何?』 桃が俺の顔の前に開いてある携帯を突き出した。携帯の画面には情報屋からのLoveメールが10件くらい来てた。 『情報聞くかわりに教えた。知りたいって言ってたし。じゃないと内村の情報聞けなかったたし。初めはスリーサイズ教えろっていわれたしね。』 『死ね』 ピリリリ 携帯がなった。 何故か桃から今メールが来た。[死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね]といういじめメールが来ていた。 『ひどくね?』 『あ!?』 『すいません…』 一体情報屋にはどんなメールを送ったのだろうか。間違ったらトラウマになりかねない…。ご愁傷様。情報屋。また会えたら2人で酒でも飲んで喜び合おうじゃないか。また会える日まで…サヨナラ情報屋。  それから桃はずっと機嫌が悪かった。 『それだけしかわからなかったんだ?メアド教えたのに。』 『すいません。それしか話してくれませんでした。』『まぁいいや。で?どうするの?』 『探り入れるよ。』 『どうやって?女子高だよ?』 『桃様に…』 『あ?!』 『嘘よ。調べるわよ。』 『桃様…!』 『あんたは?』 『今日の合コン。あいては菊乃学園だぜ?』 『なるほど』 『という訳で行ってくる。あとよろしく。』 お気に入りの赤渕眼鏡をかけて蜂は事務所を出ていった。
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