25人が本棚に入れています
本棚に追加
/215ページ
『ただいま。』
『おかえり~♪早速だけどコレ何?』
桃が俺の顔の前に開いてある携帯を突き出した。携帯の画面には情報屋からのLoveメールが10件くらい来てた。
『情報聞くかわりに教えた。知りたいって言ってたし。じゃないと内村の情報聞けなかったたし。初めはスリーサイズ教えろっていわれたしね。』
『死ね』
ピリリリ
携帯がなった。
何故か桃から今メールが来た。[死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね]といういじめメールが来ていた。
『ひどくね?』
『あ!?』
『すいません…』
一体情報屋にはどんなメールを送ったのだろうか。間違ったらトラウマになりかねない…。ご愁傷様。情報屋。また会えたら2人で酒でも飲んで喜び合おうじゃないか。また会える日まで…サヨナラ情報屋。
それから桃はずっと機嫌が悪かった。
『それだけしかわからなかったんだ?メアド教えたのに。』
『すいません。それしか話してくれませんでした。』『まぁいいや。で?どうするの?』
『探り入れるよ。』
『どうやって?女子高だよ?』
『桃様に…』
『あ?!』
『嘘よ。調べるわよ。』
『桃様…!』
『あんたは?』
『今日の合コン。あいては菊乃学園だぜ?』
『なるほど』
『という訳で行ってくる。あとよろしく。』
お気に入りの赤渕眼鏡をかけて蜂は事務所を出ていった。
最初のコメントを投稿しよう!