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貴方と私
なんでも解り合えてたつもりだった
だけどこんなこともあるのね
貴方の前では話せない
良いことも
悪いことも
素直な気持ちだって
貴方の目が心が
離れているの
少し前から気付いていたの
タバコの煙り越しに貴方の顔が雲ってみえる
話せない
話せない
今更私をどう思っているかなんて
その答えは火をみるより明らかだもの
だからお願い
この沈黙の間に貴方はそのまま席を立って
そして何も言わないで
私の全てから消えて
貴方が好きだと覚えているうちに
貴方は姿を消して欲しいの
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