─第十章─

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──永倉自室 「落ち着いた??」 『はい……あ、あのすみませんでした』 「何が??」 『傷だらけにしてしまって……』 少しびっくりした永倉だが すぐにニコッと微笑みながら立ち上がった。 「俺は大丈夫!!強いからなっ」 『……八つ当たりなんて最低ですよね』 「……」 『俺ってやっぱ最低な人ですね~。ッ……優しくなんて…出来ないや。思いやりも無いし…ごめんなさい。』 「俺は…そういう事を言う奴に限って優しいと思う」 『あり得ない…気を使わないで下さい』 別に使ってないけどなー っと永倉は思った。 それは本心だった。 良く人をだましたり 嘘をつくのが好きだが それは藤堂にするのが一番だ。 †
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