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その炎を、その人物は避けることなく、縦に真っ二つに切り、炎は掠ることなく、人物の両隣に着弾。激しく爆発した。 その炎が、奇しくも明かりとなり、その人物を明確に映し出した。 緑色の短髪の男性。 左腕にはなんと剣を無数に納めた筒…バズーカのような物を持ち、 こちらを、見ていた。 「―――ふっ」 男が、ついに口を開く。 ゴオッと炎が燃え盛る中、それ以上に響くように、明確に。 「そうだ。ジェダイだ。お前たちを処断する、絶対の騎士だ」 ガチャコン、と何かを装填する音が聞こえると、またしてもジェダイは動き始める。 「魔術師よ、君には良い名前をもらった。故に、その騎士道にのっとり、ここは宣言させてもらおう」 歩きながら、徐々に距離を縮めてくるジェダイ。 「我が名は魔術師、ルーク・ウィンドゥ!ムーンチャイルドの断片、今宵もらい受ける!!」 瞬間、止まったかと思うと、筒を前に突き出し――― 「―――では、始めよう。今夜は、逃がさない」 砲口から無数の剣が―――発射されたのだ。
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