序章

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朝目覚めると涙が流れている。 怖い夢をみた訳じゃない。 いつもの日課みたいに涙を拭う。 顔を洗って鏡を見る。 ひどい顔だ。 着替えて学校へ向かう。 それが僕の毎日だ。 何年経っただろう。 忘れられないんだ…。 今何してるの? どこにいるの? 僕はまだ歩き出せずにいるよ。 あなたの愛をちゃんと受け止めていなかったね。 まだ伝えてないよ… まだ抱きしめていないよ… ねぇ どうして死んじゃったの?
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