《プロローグ》

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西日がギラギラと眩しかったのを覚えている。 後ろから、けたたましいエンジン音と、タイヤの滑る音が聞こえ、僕は振り返った。 銀色・・・だったのだろうか。 夕日を反射して、オレンジ色の光の塊と化した一台の車が、目の前に迫っていて・・・、 僕は一瞬、その塊を避けようか躊躇した。
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