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『なぜ…朔罹一族が滅んだの?神にも愛された一族が 自然災害で滅ぶなんてありえない』 憂慧は、聞く。 狐のお面を被っていてサタギの表情は、分からない。 『それは、俺も良く分からない。 けど…言えるのは、 自然災害じゃなかったって事だ。』 『そうだよね。 ありがとう…』 『いや… そんなに知りたいなら調べようか?』 『いい。 また 時が来れば分かる事だと思うから、 それより情報を…』 憂慧には、見えなかったがサタギの口元がニヤリ とした。 サタギが一枚の紙をだす。 『?』 『その紙に憂慧殿が知りたい情報を詰めた。』 『詰めた?』 『その紙を食べろ。 今じゃなく 厳島神社に行ってな』 『無理だろう… サタギ。お前 頭に脳みそ入ってるか?』 と憂慧は、引き気味で聞く。 『憂慧殿なら。半刻で行けましょう』 『う…。』 憂慧が全力をだせば半刻(約一時間)で行けるが…カナリ疲れる。 『修行にもなりますよ!』 『なんで厳島神社なの? 紙なんか 食えるか!』
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