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ゴクリ……。 『…………。…あれ……? 頭の中に勝手に知らないことが刻まれてく。 すごい! ……………………。』 ふっときを失った。 子供には、多すぎる情報網。 頭がショートする寸前に体を休めた。 憂慧は、壁にもたれ掛かるように気を失っている。 十五分後。 『はぁ…。何故 私は、女に生まれなかったのかな? 毎日 父さんと母さん。 城の皆も 姫若子と馬鹿にする 男なのに…。 さて…いつもの場所で…と。アレ?』 通称 姫若子が いつもの場所を憂慧が占領している所を見つけ 歩み寄る。 『飢餓か? おい…お前 ここで何をやっている?』 と問い掛けるが 返事なし。 気を失っているから当たり前だ。 更に歩み寄り息を確認する。 『寝てるのか? まぁいい。 私は いつもの日課を隣でやらせてもらう』 横笛を取り出し 曲を奏でる。 🎶🎶ー🎶~。 とても綺麗な音色。 毎日笛を吹いているのだろうか? 感情のせいか少し揺れているがとても いい音。
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