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~~~🎶。 数分の曲が終わる。 『うん…まぁまぁだな。 それにしても起きない。 』 ジーと憂慧の顔を見る。 『女か男か分からない 顔立ちだな…』 さらに近くで顔を見ようとすると、 パチッ! と目が開く。 『ウワッ!?』 飛び上がる姫若子。 『主?…違う。 誰だ?』 『主?お前誰かに使えているのか?』 『そう…情報収集に来た。 貴方誰?』 姫若子の身なりを見てそれなりの身分高い人だと気づき なるべく失礼のないようにした。 『こんな所で? 名前は?』 『憂慧…と申します。』 『幼いのにしっかりしてるな 俺は、 弥三朗。 今年で十二になる。』 『(四つしか違わない。 顔立ち綺麗だから女かと思ったら男だったのか…) さようですか。 それでは、 弥三朗様 私は、 情報収集が終わったのでこれで 失礼します。』 頭を下げて帰ろうとすると… 『まて… もうすぐ日が暮れる。 俺を城まで送れ』 『何言ってるんですか? 弥三朗様 の使いの者が迎えに来ましょう。 私は、暗くなる前に帰らなければ…『九州四国を納める 長曽我部家 に盾突こうとは、いい度胸してるな。どこの武家に従っているか 教えろ』 (長曽我部…コイツ姫若子って呼ばれてる子供もか…。 まだ初陣にも出ず 女々しいと 鞘一族の情報に入っていたが嘘なのか? )
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