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――――…
そういやあれ以来、
伊藤くんが微笑んでるの
見た事なかったな..。
私は涙を拭うと、
苦笑いを浮かべた。
その時、
教室を二人組が覗いて来た。
...一年生かな?
私は急いで涙を拭く。
「あれー...?
やっぱ遅かったよ。
二宮がモタモタすっからだぞ!」
「仕方ねぇじゃん!
俺はお前と違って教科書
持って帰る派なんだよ!」
二人は私に気が付き、
廊下から声をかけて来た。
「すいません..。
伊藤先輩..。
もう帰っちゃいましたよね?」
私は...
朝、言われた事を
正確に二人に伝えた...。
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