46人が本棚に入れています
本棚に追加
/140ページ
そして、
長い沈黙が訪れた後、
関口くんが口を開いた。
「ってか外暗っ!
もうこんな時間だったのかよ!」
「本当だ..7時...。」
そう言って二人は慌てて
「すいません!帰ります!
....あれ?
上田先輩は帰らないんですか?」
と二宮くんが聞いて来た。
「私は...もう少し残る。」
「え...?そうなんすか..?
じゃあお疲れ様っす!」
と関口くんが言い二人は
走りながら帰って行った..。
教室の明かりだけが付き
廊下も真っ暗だ...。
どうして先生は誰も
来なかったんだろう..?
―――――
すると、突然...
....私の後ろの席が
ガタガタと
音をたて始めた...。
私は感づく。
これは...
[ナナシさん]だ..。
そして
私は覚悟を決め
後ろへ振り返った...。
最初のコメントを投稿しよう!