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俺は少しづつ
廊下の奥へと進む。
そして
姿が段々解ってくる...。
「さっき!
学校に居た人っすよね...!」
俺は廊下の奥に居る
女に聞こえる様に叫んだ
すると俯いていた女は
顔をあげ、ニタァと笑う。
黒々とした長い紙が
顔をほとんど覆っていて
何やら不気味だ...。
けれど俺は
遅すぎもせず
速すぎもせずくらいの速度で
足を進める...。
目の前の女は何者なのか?
心の奥にある
好奇心というものが
女との距離を近付ける..。
そして、女との距離が
五メートル程までに
近づいた時...。
女は確かにこう言った..。
「ケンジョウ マミ.....」
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