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そして俺と真美は
アパートから全速力で離れ
女が
追いかけて来ないのを確認し、
近くの駐車場で呼吸を整える。
そして
目の前の真美を確認する。
「真美...無事で良かった..」
「ちょっと慎介..
何泣いてんの!」
俺は
先程の恐怖から
解放された事
真美が無事だった事
気がつくと
涙が溢れていた。
「だってさ..
今日学校行ったら
ウチの生徒に沢山の死傷者が
出てるって聞いて..
それで...」
俺が
そう涙混じりにそう言うと
真美は
「ナナシさん...。」
と、自らに
確認するかの様に呟いた。
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