君は人質、僕は犯罪者

え…？何、急に？

私達がいつもと同じように体育館に集まり朝会をしていたら、あいつは急にやって来た…

バァァン!!

…勢い良く扉を開ける音がした

｢動くなぁぁあ!!皆殺すぞ!!｣

と、体育館に入って来たのは18歳くらいの男…ここまでは別に良いのだがその男はナイフを持っていた

｢(はっナイフぐらいで何意気がってんだか…)｣

私がため息をつきそんな事を思っていると周りの生徒達は床に這いつくばっていて、私だけが椅子に座っていた

｢…あれ？｣

｢よーし!!いい度胸だな!お前…人質になれ!!｣

｢…えー｣

私が面倒臭そうな顔をしていると男が早く来いと怒鳴ってきたので私はしぶしぶ男のもとへ向かった

｢ねーおにーさん名前はー？｣

私が男の前に行きそう言うと男は目をぱちくりさせて驚いていた

｢ぷっ…なにその顔…おにーさん面白いね｣