永遠のライバル

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  『返事っ!』   『う~ん。面白い人種じゃなくてさ、可愛いって言うなら付き合ってもいいかも?』     耕太は立ち上がり、膝についた汚れを手で払いこちらに身体を向けた。     『可愛いよ、薫は可愛いし面白い』   『ちょっと、面白いはいらないからっ』   『いや、これは外せないんだって。で、返事は?』   『う~ん。そんなに薫の事好きなら付き合ってあげる。だから、ちゃんと出世してよ?』   『はぁ? お前、将来性とか関係ないんだべ?』   『だって、耕太は出来る男だと思うんだ。だから仕事に頑張って欲しいの』   『俺が出来る男?』    『うん、耕太は出来る。薫はそう思う。そんな耕太を薫は見ていたいの』   『そうか? しょーがねぇなぁ。見てろよ、すぐに部長の椅子に座ってやっから』   『きゃー、耕太カッコイイ!』     腰に手を当て仁王立ちする耕太に拍手をしながら私は思った。      なんだか好きかも? 単純な耕太……。  
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