不義と討伐隊

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キャンはその言葉に強烈な絶望を感じた けれど諦めたら言葉通り討伐隊は全滅してしまう どんな方法を使っても説得しなくてはいけない 「お願い、フギ。もう……頼れる人がいないの」 そう言うとキャンは深々と頭を下げた 王族が頭を下げることの重みをフギは知っている 理由が無ければこの行為に頷いただろう
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