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さくら
「もー―兄様いぢわるばっかりなんだから!」
―――遺跡を見つめるさくら
さくら
「きれい……あの下にまだ何かあるんだ。小狼きっと喜ぶだろうな。そうだ!お弁当持ってこうっ!そしたらお昼休みだけでも一緒にいられるし。」
「明日こそ言おう。小狼に……好きって」
―――シャーン…
不思議な音が聞こえてくる
さくら
「え?何の音?きれいな……澄んだ音……。鈴……?何かがぶつかるみたいな……。遺跡のほうから聞こえる?」
―――さくらの身体が浮きはじめる
さくら
「……まるで……呼んでるみたい」
―――さくらの脳裏に色々な場面が映る
さくら
「……今の……なに?」
「……あれ……小狼……?」
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