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―遺跡―
小狼
「これ、何の紋章(マーク)だろう。この国のとも違う。見たこともないものだ」
―――遺跡にさくらがやってくる
さくら
「小狼!」
小狼
「ど、どうして!?」
さくら
「お弁当持ってきたの!外にいた人に聞いたら、小狼ここだって」
小狼
「ここは危ない。地盤も安定してないし、いつ落石してくるか。それに王様も心配して……」
さくら
「大丈夫。兄様も一緒だもん、発掘の視察だって。あ…これ……」
小狼
「ここは地下の通路みたいなんだけど、ここで行き止まりなんだ。すごく硬い岩らしくて、どんな機材でもこれ以上掘れないし」
さくら
「これ……昨日、見た……」
小狼
「え?」
―――さくらが手を置くと紋章が光りはじめ、紋章が開かれる
小狼
「なんだ!?」
―――紋章に吸い込まれるさくら
小狼
「さくら!!」
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