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サクラ「お父様が亡くなった時、一緒に住みましょうって言ったのに」
小狼「おれが城に住むのはヘンだよ」
サクラ「ヘンじゃないもん!小狼はわたしの幼なじみだもん!」
小狼「王族でもない民間人が城で暮らすなんてできないよ」
「それに遺跡発掘の手伝いで十分暮らしていけるし」
サクラ「でも……」
「お仕事で最近あんまり会えないし……さびしいよ」
「小狼はさびしくない?」
小狼「…さびしいよ」
「でも遺跡発掘はおれと父さんの…」
サクラ「うん、分かってる。大事な夢だよね」
「分かってるけど
でも…やっぱり会いたくなるの」
「お城のお部屋でね、夜寝る時いつも考えてる。小狼何してるかなって。わたしのことちょっとでも考えてくれるかなって」
小狼「……考えてるよ」
「どうしてるのかなって…おれも考えてる」
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