台本

4/17
前へ
/19ページ
次へ
サクラ「お父様が亡くなった時、一緒に住みましょうって言ったのに」 小狼「おれが城に住むのはヘンだよ」 サクラ「ヘンじゃないもん!小狼はわたしの幼なじみだもん!」 小狼「王族でもない民間人が城で暮らすなんてできないよ」 「それに遺跡発掘の手伝いで十分暮らしていけるし」 サクラ「でも……」 「お仕事で最近あんまり会えないし……さびしいよ」 「小狼はさびしくない?」 小狼「…さびしいよ」 「でも遺跡発掘はおれと父さんの…」 サクラ「うん、分かってる。大事な夢だよね」 「分かってるけど でも…やっぱり会いたくなるの」 「お城のお部屋でね、夜寝る時いつも考えてる。小狼何してるかなって。わたしのことちょっとでも考えてくれるかなって」 小狼「……考えてるよ」 「どうしてるのかなって…おれも考えてる」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加