二度目の冬、絵描きの危篤

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冬がやってきた。 去年と大きく変わったのは 黒猫の心情と生活。 そしてあと一つは、絵描きの体調。 絵描きは常に咳をしたり、歩くと 今にも倒れそうな千鳥足で歩く。 体はガリガリになってしまっていた。 猫はそんな姿が凄く心配だった。 猫(大丈夫かなぁ、辛いなら少しくらい休んでくれよぉ) そして絵描きはまた絵を描き始める。 とその時 男『はぁ、はぁ、ゲホッゴホッ』 !? 絵描きは吐血した。 黒猫は驚き絵描きの近くへと向かう。 猫『ミャー!!』 男『はぁ、だ・・大丈夫だよ・・。ちょっと悪いんだけど郵便受け見に行ってくれないか?』 黒猫は心配なのでそこから動きたくはなかったのだが、絵描きの頼みなので郵便受けを見に行くことにした。
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