出会う前

3/5
前へ
/28ページ
次へ
よって自然に黒猫は孤独になった。 しかし 黒猫は孤独には慣れていた。 いや、むしろ望んでいた。 誰かを思いやったり、好きや嫌いに なるのが煩わしかった。 猫(今日も、餌でも探しに行くかな) 猫は餌を求め街へと繰り出す。 場所はレストランの裏にある ポリバケツの中。 黒猫はその中を漁っていると 運悪く後ろの戸から人が 男『あっ!!いつも荒れてると思ったらお前の仕業か!!あっち行け!!』 と男は黒猫に目掛け石を投げる。 黒猫は巧みに石を避けてなんとか逃げた がしかし、 餌は十分には食べられなかった。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加