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白鳥先輩は
モナリザの写真をトントンと2回叩いた
そして部室の掃除ロッカーを開けた
そして私をその中へといざなった
そこには地下通路があった
ドンドン下へ下って行く
光が見えて来た
大きな部屋にたどり着いた
ここはリビングみたいなもので
フリースペースだ
食事をしたり
話しをしたりする
よく見るとその部屋にはいくつかのドアが付いていた
ここには一人一人に個人部屋があるんだ
君の部屋は一番右端ね
そして真ん中の一番大きなドアが
作戦部屋だ
基本的にここで作業する
すごい
すごすぎる
みんなが集まってきた
こんにちは
自己紹介がまだだったわね
あどけない顔の女の子が言った
私は荒井 理沙
リーシャって呼ばれてるわ
こっちの不良が桐崎 剣太
通称ケン
で
このオタクが西野 陸斗
にしのんって呼ばれてるわ
他の人もいるんだけど
今は入院してるの
?
どうしてですか?
この部活は危険が伴う事があるの
白鳥先輩が言った
そこで君に
この証明書にサインしてもらうことになる
いいね?
はい
私は心に決めていた
おじいちゃんの事を知るためなら
どんな事でもやってやると
おめでとう
これで君もこの部活の一員だ
先に帰る道を教えておこう
この緑のドアを進むと
桜の木の所にでる
使うといい
その晩
私は期待と不安で胸がいっぱいだった
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