4人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
今日は高校の入学式
この町に越して来て5日がたった
しかし私はすでにある事を心に決めている
写真部に入る
そう決めている
昔おばあちゃんに聞いた事があるのだが
おじいちゃんは高校でカメラを教えていたそうだ
私はおじいちゃんの事がもっと知りたい
今の私があるのはおじいちゃんのおかげだから・・・
もともと私の家は忙しく
親は共働きだった
しかも私は体が弱く病気ばっかしていた
そんな時、私の面倒を見てくれたのはおじいちゃんだった
おじいちゃんは私を綺麗な風景の場所に連れて行った
そして私にカメラを教しえた
それからと言うもの
私はカメラが大好きになりいつも持ち歩いては
綺麗な場所に行っていた
体が弱かった私にとってスポーツはけして楽しいものではなく
友達はできなかった
私はすっかりカメラ小僧になっていったのだ
おじいちゃんが死ぬまでは・・・
おじいちゃんが死んだ後
私はカメラを持ち歩かなくなった
おじいちゃんを思い出すのが怖かったのかもしれない
しかし、今の私は違う
それ以来、体の弱いのも治り
友達もできた
おじいちゃんのすべてを受け止めれるようになったからだ・・・
最初のコメントを投稿しよう!