第一句

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そう今宵は満月だった。 体の血が騒ぎだす。 早く刀を握れと。 私は誰とて構わず、人を斬ってはいるわけではない。 弱い者を守るための刀でありたいと真を貫き通す。 これが私の信じる道だから。 「そろそろか…」 そう呟き部屋を後にした。
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