7人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
唐突に訪れた、眩しい光に二人は強く目を瞑(ツブ)った
「うにゃっ!?」
「きゃっ!?」
どの位経ったのか、眩しい光がおさまると、2人は恐る恐る目を開けていく…が、二人は開きかけた目を更に見開く
それも、その筈。先程まで自宅のリビングに居たのに、今は森に居るのだから
あまりに唐突過ぎる出来事に辺りを見回す二人。
「…は?夢…?」
「ひゃない…ぶぇふねぇ」
(じゃない…ですねぇ)
「…痛い?」
「…あい」
藍は、蕾の頬から手を離す
蕾は痛かったぁよ~、と呟きながら頬を擦(サス)っている
『ガサッ』
後方の草むらから、物音が聞こえてきた。蕾を背中に隠し、草むらに臨戦態勢をとる
「…誰か居るの?出てきなさいよ」
最初のコメントを投稿しよう!