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蕾(ライ)と呼ばれた少女は、吃驚しながら振り向く
「…っ、吃驚したさ…藍姉ぇ」
返事を返した少女は、くせっ毛のセミロング、ぱっちり一重で可愛いらしい
「…いくら呼んでも、返事しない蕾が悪い…で、お母さんは?」
蕾に返答し、辺りを見回す藍(ラン)は腰まである赤茶の髪を結ばず、少しタレ目の美人である
「夕飯の買い出しに行ったよ~☆
『スーパー粋(イキ)だね!』まで♪」
「…粋まで行ったのか…」
「あ、藍姉ぇ!」
仕方ない…と二階へ荷物を置きに上がろうとした藍を呼び止める
「…今日はいつもより早いけど、なんで~?」
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