キミを知りたい

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200X年某月某日 【被告人、最後に、なにかいいたい事わ、あるかね?】 【死刑にしていただいて、感謝してます。裁判長…】 【判決・被告人を、死刑と処する】 ザワザワ… ザワザワ… 【夕刊のトップニュースだ、急いで記事をかけ】 【反省のかけらも、ありませんな、裁判長】 【反省すべきわ、我々だよ…】 【なにをおっしゃる、彼わ、大量殺人犯だ、同情の余地わない】 【キミが、彼と同じ立場ならどう想うかね、諸君…】 そして、彼わ 死刑になった… その時代 世の中でわ 違う話題に夢中で 彼が死刑になった ニュースわ 彼の地元紙が小さく伝えた… 今夜も星空が瞬いている 心なしか 小さな流れ星が 彼の帰省を 祝福した 【完結】
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