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街の一角に人々でとても賑わう場所があった。そこは《ギルド》と呼ばれる色々な依頼を出している所である。ギルドで扱われる依頼は主に依頼された物を採集して来る採集依頼と魔物を倒して来る討伐依頼がある。それらにはランクがあり易しいのからE、C、B、A、S、SS、SSS、Zがあって一般的に皆はランクあった依頼を受ける。
そんな《ギルド》の会長室に青年二人と女性一人が大きめのソファーに向かい合って話をしていた。
「ギルドマスター話って何ですか?」
茶髪の青年がギルドマスター(サラ・ルバージ)に問いかけた。
「話っていってもさほど難しい事じやないわ。ギルとカインにはこれから《セントリアル魔法学園》に入学してもらいます。」
「「……は(へ)?」」
茶髪の青年(カイン・ロベルト)と銀髪の青年(ギル・ルバージ)が目を点にして聞き返した。
「だ・か・らあなた達二人はもう16歳なんだし、今まで任務ばっかりだったから学園にでも行って新しい自分でも見つけてくれたら嬉しいなぁて」
サラが頬杖をついて笑顔で言うとギルが不機嫌そうに言った。
「断る…時間の無駄だ」
「まぁまぁせっかくサラが俺達の事考えて言ってくれてんだ行ってみようぜ!」
「…勝手にしろ」
カインは行く気満々だったのでギルも仕方なく承諾した。
「あ、そうだ。あなた達学園に通うならこれ付けなさい」
帰ろうとした二人に二組の腕輪を手渡した。
「これ何ですか?」
カインが不思議そうにサラに聞いた。
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