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そんな事は知らないカインは持ち前の明るさで近くに来たギルを引っ張って五人の前に行った。
「あっ、すみません友達になってくれませんか?」
「!!」
その言葉を聞いて逃げだそうとした。
「うん、いいよ」
が少女に案外あっさり許可されてしまった。
「イグニス達も良いよね?」
と後ろを振り返り他の四人に聞いた。
「別にいいぞ~。なら自己紹介だな、俺はイグニス・フォードよろしくな」
と黒髪を逆立てた青年が言った。
「私はイリナ・フォードでそっちがルナ・ライン、一応よろしく」
と赤髪の腕を組んだ女子が自分と許可を(勝手に)出した少女を指しながら言った。
「僕はアリス・エバァンで隣にいるのがガウル・エバァンよろしくねぇ」
「…よろしく」
紫色の髪の女子?と隣にいたブラウン色の髪をした無口な青年が言った。
「じゃあ俺だね。俺はカイン・ロベルトで隣が…」
「ギル・ルバージだ」
いつの間にかギルはいつも仏頂面に戻っていた。
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