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「引き上げるぞ…ゥ、」
「マスター!!離して!!マスターまで吸い込まれてしまうっ」
貴方さえ無事なら私は構わない…
「マスターが笑ってくれるなら…私は消えてしまっても構わないからっ」
「黙ってろ!!!!!!」
「っ!?」
今までのどのマスターより怖かった、本気で怒っている顔だ
「…ふぅ、、…大丈夫か」
「…はい、、」
なんとか私はマスターに救い上げられた
「お前は…ふざけているのか!？」
あぁ…また説教か…怖い…、
「消えてしまっても構わない…だと!?
ふざけるな!!!わたしにとってどれだけお前が大切な存在か分かっているのか!?」
…………え？
「もう二度とあんなことは言うな、考えるな…自分を第一に優先しろ、マスター命令だ」
「…それは、…研究資料として……ですか？それとも…」
「どっちもだ」
「…」
マスターは照れくさそうに横を向いた、マスターのこんな顔初めて見た
「マス……ター…」
私は涙が出た
初めてマスターの気持ちが分かった気がし…た――
「…!?おい、ルカ!大丈夫か!?」
意識が遠退く、ハクに刺された傷は浅くはなかった
マスターは私を抱き抱えてくれた
「マスター…私、、嬉しいです。……こうして、マスターに抱きしめてもらえて・・・」
「・・・すぐに治療班を呼ぶ、静かにしてろ」
無理ね、裏切りモノの私にもうニコニコが動くはずがない
「ありがとうマスター・・・でも、もう・・・・・・良いの」
マスターに愛されてるんだって分かったから・・
「良くないだろ、おい！ルカ！」
貴方がマスターで良かった
私はマスターに口づけをした
「っ、ルカ…?」
最後にまた口づけをしたかったから
「マスター………」
他人には分かってもらえないかもしれないけれど…
「私は・・・」
ダメね、自分の声すら聞き取りにくくなってきちゃった
「ルカ・・・!?」
「貴方が誰より・・・・・・・・・・・・・・・・・・一番・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ルカ・・・!?おい!ルカ!ルカ!?」
好きなの
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