第二十六話「恋は戦争」

4/8
前へ
/279ページ
次へ
「ん…ッ」 ドガーーン 「ぁ……、」 雑音は更に木刀でミクを壁に打ち付ける 木刀によるダメージと爆撃がミクを襲う 『ズザッ』 ミクはそのまま壁に背を預けたまま倒れてしまった 「ミク…!!!やめろぉ!!!」 俺は雑音に殴り掛かる 「…ッ」 雑音はヒョイと宙に飛び木刀で俺の胸を突く 「はぐェ!!!!!」 胸で爆発が起きた 「ぅう…」 死にそぉ ま、勝てる訳ないですよね・・・(;^_^A つか苦しい・・・息もしにくい…ミクは大丈夫か…… 「バカなことをするね、人間がVOCALOIDに勝てる訳ないだろう?」 ドナルドが倒れている俺の元に寄ってきた 「うるせぇ…」 「…。雑音ミク、初音ミクのマスターを殺してしまいなさい」 勘弁してください 「イエス、マイロード」 雑音は俺の元に歩んできた 俺オワタ 「やめ…て、、…マスター!!マスターだけは……マスターにだけはなにもしないで…」 ミクが半泣きで訴えていた 「そんなにマスターを生かして欲しいかい?」 ドナルドの語りかけにミクはうなずく 「どうしてもかい?」 「ボクはなにをされてもいい…でもマスターにだけ…は…、、」 泣かせるじゃねぇか… 「マスターになにもしなきゃ君は言うことを聞くんだね?」 やめろミク…そんな奴の言うこときくなよな… 「はい…だからマスターだけは…」 あぁ…バカ… ミクの涙声にドナルドは冷徹に返答する 「だが断る」 氏ね 「僕はVOCALOIDは大好きだけど、人間は…マスターになるような人間は大嫌いなんだ」 お前もじゃねぇか 「VOCALOID皆僕だけのVOCALOIDになればいい…ドナルドは全員のマスターになりたいんだ」 あぁ…そゆことっすか… 「雑音ミクにも…レンにも…。…感情のないVOCALOIDにいいように命令して…」 俺はドナルドを睨む 「こいつはメチャ許せんよなぁああ!!」
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3412人が本棚に入れています
本棚に追加