第二十六話「恋は戦争」

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「マスター、やめ・・・て、」 「ミク…なぜ止める」 そりゃ勝てる訳がないけどさ俺なんかが 「初音ミクのマスターから排除します」 雑音が俺に向かって飛び込んできた 「ッツ!!」ガッ その雑音の攻撃を俺の前に立ちネギで防ぐミク 「ミク!?やめろ、お前そんな体でもう動くな…」 「ボクは……気付いただけです」 ミクは雑音の木刀をネギで受けたまま話しだした 「ボクにとって……一番大切なものに・・・」 「一番大切なもの…?」 「・・・ボクは歌を歌うことが好きです、それがボクの唯一のアイデンティティーでもある、そう思っていました。 ・・・でも、 今はただ歌うだけじゃ嫌だ、大切な人に聴いてもらいたい、 それがボクの幸せなんだって・・・」 ミク・・・ 「大切な…マスターのためにッ」ッ ミクは雑音が後ろに飛び退くほどネギを強く振った 「まだそのような力が…」 雑音の木刀に軽くヒビが入っていた 「ボクは負けられない、恋は戦争!…マスターを守りたい。マスターが好きだから」 「ミク・・・」
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