第二十八話「初音ミクの決意」

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こいつが服部……ッ ニコニコの司令官でもあるこの男をなんとかすれば…! 「…初音ミク、巡音ルカ、…お前達は私の最高傑作だ」 服部がニヤリと笑う 「愛情すら知った今のお前達なら…チップと適合すれば…世界はニコニコの支配に陥る」 「ボクは…もうマスターの…服部博士の言いなりにはなりません!」 「私もよ、元より私はマスターの言うことしか聞かなかったけどね」 ミクとルカが傷付いた体で前に立つ 「そう敵視しないでくれたまへ。お前達には敬意を持って接そうと思っているのだ私は。 こんなポンコツと違って、お前達は最高の一材だ!どうだ?また私と一緒に世界平和を目指さないか?」 服部がレンの方を見てポンコツ呼ばわりした 俺はそれがやたらムカついた 「てめぇ!!自分の造ったVOCALOIDだろ!?」 「そうだが?成功もあれば失敗もある、…そこにいる重音テトのようにな」 「…っ」 見ればテトも震えていた 「なにも出来ない欠陥品がよく生き延びていたもんだ…赤坂は元気か?」 「……っっ、…」 テトは震えたままだ 「会話も出来ないか、流石あの男の造った出来損ないだな」 「…ッ!僕はいい、でもルキアのことは悪く言わないで!!」 重音さんお怒りモード入られました
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