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「おぉ怖い怖い、瀕死状態と欠陥品とはいえ生身のわたしではとうてい適わないからな」
そう言うが服部は余裕そうに見える
「レン、初音ミクのマスターの動きを止めろ」
「イエス……マイロード」
服部の命令を聞きレンは俺に飛び掛かってきた
「やめろ、レンッッ」
「ぅっ…マスター!!!」
レンはナイフを俺の首に突き立てる
「ちょ…たんma…」
「マスター!!」
「フフ。これでその男の命は我々が預かっている、私の言うことを聞いてもらうぞ初音ミク」
「う…」
レンの目に感情はない、本当にただ命令を聞くだけのアンドロイドになっちまったのかよ
「初音ミク…ネギを下にゆっくり置いてからこちらに来い。巡音ルカはもっと離れてろ」
ミクはなにも持たなきゃ能力は使えない、重力を操るルカを離れさせる、考えてやがるぜ
「なんで私が…」
「ルカ……お願い、今は言うことを聞いて…。マスターの命が…」
「・・・分かったわよっ、」
くそ、最後にきてやっぱり俺はお荷物かよ
「ようし、いい子だミク・・・」
服部がミクの頭を撫でる
「………。」
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