第二十八話「初音ミクの決意」

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「アタシは…なにも出来ない……欠陥品…。…違う……アタシは…」 服部がミクの胸辺りにチップを埋め込む 「ゥっ…」 「よし…歌ってもらうぞミク、」 洗脳っすか…なにを歌ってどう洗脳されんのかねぇ…。って冷静に考えてる場合じゃねぇな でも 「…」 「レン…」 俺はレンにまだナイフを突き立てられている、なにも出来ない バッドエンド…? 「タカシ!!」 ん? いきなり俺を呼んだのはテトだった 「なんだ…?」 テトは一呼吸置いてから言った 「……ルキアに、…よろしく言っといてね」 「え?」 テトは離れたとこから右手を伸ばした 「!?」 「……」 すると俺の首元に突き立てていたレンのナイフが消えた なんで!? 「これでもうミクは自由だね…」 なにが起きたのかナイフはテトが持っていた 「テト、お前能力を…!?」 「やるじゃない欠陥品!!初音ミク!!今よっ」 ルカがそう言ってネギをミクに投げ付ける 「…っ!」 ミクはネギを掴みそのまま服部に向かって叩きつける 「や、やめろミク…!!お前を造った張本人だぞ!?」 「マスター以外の命令は聞かない…貴方が造った通りにインプットされてマス」 『ベブシッ』 『ゴーーーンwww』 「ばか…な…私の計画…は…」 服部はそのまま気を失った 「ちっ、まだ聞きたいことあったのに…」 「マスター、ご無事ですか!?」 「ああ、俺は大丈夫…それより…」 俺がテトの方を見ようとした時だった ドサッ、とテトが倒れたのは 「テト!?」 俺達はテトに駆け寄る 「お前…確か能力を使うための容量不足とかなんじゃあ…」 「は、ハハ…。そう…だよ、、使っちゃ…いけなかったんだけどなぁ…」
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