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「早くしないと本部の奴らが来ちゃうわよ?」
ルカが急かす
「ミク…無理ならいいんだぞ?」
「大丈夫、です…」
ホントかよ…
「ルキア、ミクが…」
『…初音ミクに代わってくれるかい?』
「……。ハイ…」
『…』
ミクとルキアはなにを話しているんだろう、ここからじゃ聞こえない…
『おそらく…今の状態でチップと適合させて歌ったら君は壊れてしまうかもしれない、チップと共に君の中の―』
「わかってマス…」
『…覚悟の上なのかい?』
「ハイ…ボクは、マスターを守りたい、マスターには笑っていて欲しいから」
『…君がいないと笑わないかもしれないよ?』
「え?」
『…いや、なんでもない。……じゃあ、任せたよ』
「マスター、ありがとうございます…」
俺はミクから電話を受け取る
「大丈夫なのか?」
「はいっ!」
ミクは中央に立ち発声練習をする
人間みたいだなヲイ
「テト・・・大丈夫?」
「いつでもバッチグ~・・・!…アタシの能力は戦いには使えない分、幅広いからね…へへ、、」
ミクは俺達に背を向ける
「…?」
気のせいか?今、
ミクが泣いている気がした
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