第二十八話「初音ミクの決意」

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なぜだろう―― 凄く嫌な予感がするんだ 凄く止めたいんだけど 「ミク・・・」 止められなかった 「マスター……これが終わったら…またネギ食べさせてくれますか? また…あの場所に連れてって歌わせてくれますか? また料理食べてくれますか? また一緒に寝てくれマスか…?」 「当たり前だ、毎日だ…ずっと一緒にいよう」 「…楽しみです」 なぁ・・・、 楽しみだよな。俺もだよ なら なんで涙声だったんだ…?ミク。。 楽しい話題しかしてないんだぜ? 嬉し泣きか? そうだよな? やっと終わるんだもんな それとも傷が痛むか? すぐ治療してやるからな、俺も治療されなきゃやばいけど 「マスター・・・」 ミクは背中を向けたまま顔だけこちらに向けた 泣いてる・・・ いつだかに見ていた夢を思い出す いっつもなんの前触れもなくお別れされるあの夢だ どうか、 どうかあの夢の言葉は言わないでくれ・・・ 「マスター・・・・・・・・・・・・ アリガトウ ・・・・・・・・・ ソシテ―――」 サヨナラ―――――
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