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ジリリリリリっ。ガチャっ。
『ぁ~。』
俺は、鉛のように重たい身体を起こしてベットの横に置いてある目覚まし時計のスイッチをオフにした。
時刻は、
7時半。
『眠っ。』
半分しか開いていない目から時計の針を確認すると、俺はもう一度布団を被りベットに潜った。
今日って何日だっけ??
春休みって、いつまでだ??
寝ぼけながら、そんな事を考えていると母さんの階段を登る音が二階に響いた。
「尋貴!!いい加減起きないと遅刻するわよ。今日から学校でしょう??いつまで、ゴロゴロしてるの??」
ぅっさいなあ…。
『ぁ~。今起きようと思ってた。』
母さんが起こしに来なかったら、未だに寝てたに違いない。
俺は、分かったとばかりに母さんに布団から右手を出して振ってみした。
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