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屋上で五、六時間目をサボりながらさっきの事を考えていた。
―レーサーになれるのか…―
一生に一度のチャンスだ。とりあえず日曜に県の中心地にあるチームの事務所に行く事を約束しておいた。
バタン!!
「真人!!何処よ?」
「何だ…美香か…ビックリした」
と座ってる横を払い座れと目で送る。
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「俺、さっきF3のチームからオファーがきた」
「うそっ!?本当に?」
「本当だよ」
「良かったね。夢が叶って」
―そういえば美香だけ俺の夢しってんだったな―
「おっおう!!」
徐に美香が寝転がる。いきなり動いたのでビクッとして美香を見る。
「何?」と美香が不思議そうに見る。
「いゃっ何でも無いよ」と答え「そういや、授業どうした?」と聞く。
「たまには私だってサボるわょ」
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