第三章~転機~

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屋上で五、六時間目をサボりながらさっきの事を考えていた。 ―レーサーになれるのか…― 一生に一度のチャンスだ。とりあえず日曜に県の中心地にあるチームの事務所に行く事を約束しておいた。 バタン!! 「真人!!何処よ?」 「何だ…美香か…ビックリした」 と座ってる横を払い座れと目で送る。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「俺、さっきF3のチームからオファーがきた」 「うそっ!?本当に?」 「本当だよ」 「良かったね。夢が叶って」 ―そういえば美香だけ俺の夢しってんだったな― 「おっおう!!」 徐に美香が寝転がる。いきなり動いたのでビクッとして美香を見る。 「何?」と美香が不思議そうに見る。 「いゃっ何でも無いよ」と答え「そういや、授業どうした?」と聞く。 「たまには私だってサボるわょ」
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