第一章 - 出会い - 1.メール

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-大吾郎side- 「申し訳ないが、君はクビだ。 本当にすまない。 今までありがとう、前田君…」 「はい…」 あぁ、ついに不況の波に 乗ってしまった…。 俺の名前は前田大吾郎、 26歳でまだまだ現役だ。 しかし、つい先程リストラした。 会社を出た俺は 自宅に帰るのも嫌だったから 街中をうろうろしていた。 缶珈琲を買って そこら辺のベンチに座った。 ふと、前に後輩の五十嵐隼から モバゲーの紹介メールが来た事を思い出した。 する事もなく暇だったから 登録してみた。 そして再び缶珈琲を買い、 いつもの電車には乗らず ゆっくり歩いて帰った。 _
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