Prologue

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「すまない、こんな父さんを許してくれ……」 深い深い森の中で静かにこだまする言葉 「さあ行きましょう。もうお時間です。」 「わかった」 男は隣に居た人物に促され、悔しそうな顔をしながらその場を去っていった。 男が居た場所には生まれて間もない子供を残して…… それを一部始終見ていた者が居た。 「なんて人間は酷い事を……こんな赤子を捨てるなんて…」 深くローブを被り顔が見えない男は男が捨てていった赤子を広いあげた。 「このこは私が育てよう。命を見捨てることは出来ない。」 男は森の中に消えていった……
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