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「すげぇ…
これが…炎を操る力か…」
力哉はゆっくりとライターを拾い、そばにあったプリントに点火した
プリントはあっという間に炎に包まれた
「雅也!!
これもやってくれ!」
力哉はそれを投げた
「任せろ!!」
俺はプリントに点火された炎とライターからとった炎を空中に浮かせて操ってみた
どうやら念じただけで動くらしい
今は二つの火の玉が同じS字を描きながら飛んでいた
「別々に動かせれねぇのか?」
力哉が聞いてきた
「やってみる…」
俺は頭の中でS字と○を描いた
「無理みたいだな…」
力哉が呟いた
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