第3話 メール

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「すげぇ… これが…炎を操る力か…」 力哉はゆっくりとライターを拾い、そばにあったプリントに点火した プリントはあっという間に炎に包まれた 「雅也!! これもやってくれ!」 力哉はそれを投げた 「任せろ!!」 俺はプリントに点火された炎とライターからとった炎を空中に浮かせて操ってみた どうやら念じただけで動くらしい 今は二つの火の玉が同じS字を描きながら飛んでいた 「別々に動かせれねぇのか?」 力哉が聞いてきた 「やってみる…」 俺は頭の中でS字と○を描いた 「無理みたいだな…」 力哉が呟いた
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